店頭価格で頼めるフードデリバリー比較|出前館「お店価格」・ロケットナウの条件まとめ


公開日:2026年2月24日 / 対象:全国のフードデリバリー利用ユーザー(20〜59歳)


店頭価格デリバリーは「対象条件」がすべて

フードデリバリーを使って、会計後に「え、こんなに高かったっけ?」と感じた経験はありませんか。実はこれ、あなただけの感覚ではありません。インターネット調査「フードデリバリーの利用状況に関する実態調査」(合同会社YUM JAM・2025年4月実施・n=551)によると、フードデリバリーへの不満のトップは「実店舗よりも価格が高い」で、なんと回答者の81.3%がこの点に不満を持っているという結果が出ています。


【図解】フードデリバリーの”価格不満”は圧倒的1位

フードデリバリーに対する不満(複数回答・n=551)

■ 実店舗よりも価格が高い   ████████████████████████████████ 81.3%
■ 送料・手数料が高い       ████████████████████████         60%台
■ 配達に時間がかかる       ████████████████                 40%台
■ 対応エリアが狭い         ████████                         20%台
(※グラフは概算イメージ。正確な数値は出典元を参照)

出典:合同会社YUM JAM「フードデリバリーの利用状況に関する実態調査」2025年4月
参考URL:https://www.atpress.ne.jp/news/437056

この不満に応えるべく、2025年〜2026年にかけて国内の主要デリバリーサービスが相次いで「店頭価格でデリバリーできる」施策を打ち出しました。出前館の「お店価格で出前館」と、ロケットナウの「お店と同価格」バッジです。

しかし、ここで要注意なのが「対象店舗・対象エリア・追加コストの有無」という”条件の壁”です。これらを正しく理解しないと、「店頭価格と思って頼んだのに結局高くついた」という落とし穴にはまります。本記事では2つの施策を徹底比較し、賢く使い分けるための情報をまとめました。


店頭価格施策の種類

飲食(弁当・チェーン)と小売(ドラッグストア等)で相性が違う

「店頭価格デリバリー」と一口にいっても、その恩恵を受けやすいカテゴリとそうでないカテゴリがあります。

飲食店(ファストフード・ラーメン・定食など)は、元々デリバリー価格への上乗せ幅が大きい(平均2〜4割増し)ため、「お店価格」施策の恩恵が最も大きいカテゴリです。例えばバーガーキングのセットメニューで比較すると、他デリバリーサービスでは数百円〜1,000円近く上乗せされているケースが多い一方、店頭価格施策の対象店舗では上乗せゼロで注文できます。

コンビニ・ドラッグストアなどの小売店は、もともと商品価格が低く管理されているため価格差が出にくいものの、送料・サービス料の有無が最終金額に大きく影響します。ロケットナウのように送料・サービス料自体を無料にしているサービスとの相性が良い分野です。


施策別の比較

まず、2サービスの全体像を一覧で整理します。


【必見】施策比較表

比較項目出前館「お店価格で出前館」ロケットナウ「お店と同価格」
開始時期2025年9月(トライアル開始)/2026年2月エリア拡大2025年1月サービス開始
対象の見分け方アプリ内「お店価格」と表示アプリ内「お店と同価格」バッジ
商品価格店頭(イートイン・テイクアウト)と同額店頭と同額(バッジ店舗限定)
送料あり(変動価格制。注文金額・距離・需給で変動)無料(全注文)
サービス料なし無料(全注文)
対応エリア(2026年2月現在)1都3県中心+全国一部(6,000店舗以上)13都道府県(関東・関西・東海・北海道など)
対象店舗数6,000店舗以上バッジ付き店舗(全体の1/4〜1/3程度が目安)
運営会社株式会社出前館(LINEヤフーグループ)CP One Japan合同会社(クーパングループ)
備考容器代・包装代が別途かかる場合ありサービス立ち上げ期の先行投資型価格戦略

出前館「お店価格で出前館」

概要と経緯

出前館は「フードデリバリー=高い」というイメージを払拭するため、2025年9月に茨城県つくば市・静岡県浜松市・愛知県名古屋市・兵庫県神戸市・福岡県北九州市の全国5都市、約250店舗でトライアルをスタートしました。好評を受けて2025年11月から東京都港区・新宿区・渋谷区の約760店舗に拡大、さらに2025年12月には東京都内8区へ、そして2026年2月1日からは1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)を中心にエリアを大幅拡大し、全国で6,000店舗以上が対象となりました。

表示方法

対象店舗はサービス画面(アプリ・Web)上で「お店価格」と明示表示されます。アプリを開いて自分のエリアに対応しているかをまず確認しましょう。

料金体系

商品代金(お店価格)+送料(変動価格制)

出前館では2025年3月より「送料変動価格制(ダイナミックプライシング)」を導入しており、送料は注文金額・配達距離・需給バランスなどを総合的に判断してオーダーごとに決定されます。多めの注文・ピーク時間外の利用では送料が抑えられることがあります。また、サービス料は不要です(現金支払い時のみ手数料110円が別途発生)。

なお「お店価格」とは加盟店のイートイン・テイクアウトと同じ価格を指しますが、内容・セット構成が異なる場合や、容器代・包装代が別途かかる場合があります。この点は注文前にメニュー詳細で確認するのが安心です。

LYPプレミアム会員との組み合わせ

LINEやヤフー・PayPayを日常的に使っている方には、月額508円(税込)の「LYPプレミアム」との組み合わせもお得です。「お店価格で出前館」参加の人気ブランドで使える①商品割引クーポン(1,200円以上の注文で300円割引)と②送料半額クーポン(1,200円以上の注文が対象)を活用できます。


ロケットナウ「お店と同価格」バッジ

概要と経緯

ロケットナウ(Rocket Now)は、韓国大手EC企業クーパン(Coupang)の日本法人「CP One Japan合同会社」が2025年1月に東京でサービスを開始した後発の新興デリバリーサービスです。わずか8か月で100万ダウンロードを突破し(iOS・Android統合ベース、Sensor Tower調べ)、急速に存在感を高めています。

最大の特徴は「送料0円・サービス料0円」というシンプルな料金設計です。さらに一部店舗では「お店と同価格」バッジが付き、商品価格も店頭と同一になります。2026年2月時点で、東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・京都・兵庫・愛知・宮城・広島・福岡・静岡・北海道の13都道府県でサービスが利用可能です。

「お店と同価格」バッジの仕組み

ロケットナウのアプリで配達先を設定後、「お店と同価格」のチェックをオンにすると、近隣の対象店舗一覧が表示されます。体感では全体の1/4〜1/3程度の店舗がバッジ付きとのユーザー報告があります。バーガーキング・Wendy’s First Kitchen・シェイクシャック・ゴーゴーカレー・ブルーボトルコーヒーなど人気ブランドが参加しています。

料金体系

商品代金(お店と同価格・バッジ店舗限定)+送料0円+サービス料0円

現時点では送料・サービス料が一切無料で、かつバッジ付き店舗では商品価格まで店頭と同額です。これが2サービスの中で最もシンプルかつ低コストな体験を実現しています。

ただし、ロケットナウはサービス立ち上げ期の「先行投資フェーズ」にあると見られます。利益が出ていない可能性が高く、将来的に価格体系が変更されるリスクがある点は念頭においておくべきでしょう。現在、初回〜4回目の注文で使える総額4,000〜5,000円分のクーポンも配布されており、新規ユーザーにとって試しやすい環境が整っています。


よくある誤解

店頭価格=総額が同じ、ではない(手数料/送料/容器代などに注意)

「店頭価格」という言葉は魅力的ですが、商品価格と支払総額は別物です。以下の点に注意しましょう。

① 送料は”店頭価格”に含まれない

2サービスにおいて「店頭価格」とは商品の価格のみを指します。送料については出前館は別途かかり(変動制)、ロケットナウのみ無料です。

② サービス料(手数料)の有無

出前館にはサービス料がありません。ロケットナウも同様にサービス料は無料です。

③ 容器代・包装代が加算されることがある

出前館の「お店価格」の注記には「場合によっては容器代や包装代が別途かかる場合があります」と明記されています。テイクアウト容器が必要な商品では注意が必要です。

④ バッジがない店舗は従来通りの価格設定

ロケットナウでは「お店と同価格」バッジがない店舗では、他のデリバリーサービスと同様に商品価格が店頭より高く設定されています。バッジを確認せずに注文すると、割高になる可能性があります。


【総コスト比較イメージ】仮想注文で試算

※下記は参考試算です。実際の金額は店舗・エリア・時間帯により異なります。

仮想注文条件出前館(お店価格)ロケットナウ(バッジあり)
商品代合計(1,800円・2名分)1,800円(店頭と同額)1,800円(店頭と同額)
サービス料0円0円
送料150〜400円程度(変動)0円
支払い合計(目安)1,950〜2,200円1,800円
従来のデリバリーとの差商品上乗せ分を節約最も安い(送料・手数料ゼロ)

結論

“見える化(バッジ/表示)”で選べば、価格ストレスは減る

かつて「フードデリバリー=割高」は当たり前でした。しかし2025〜2026年にかけて出前館・ロケットナウが相次いで「店頭価格」施策を展開したことで、状況は大きく変わりつつあります。

どのサービスがベストかは、使い方と住んでいるエリアによります。

まず確認すべきは「自分のエリアがカバーされているか」です。出前館の「お店価格で出前館」は1都3県を中心に6,000店舗以上と最も広く展開しています。ロケットナウは13都道府県で利用可能ですが、バッジのない店舗では注意が必要です。

次に「どこまで安くしたいか」を考えましょう。ロケットナウは送料・サービス料もゼロでトータルコストが最も低いですが、店舗数やサービスの持続性に不確実性があります。出前館は国内大手として安定感があり、長期的に使い続けられる信頼性があります。

いずれのサービスも、アプリ画面上の「バッジ・表示」を見て店頭価格対象店舗を意識的に選ぶだけで、毎回の注文コストを大幅に下げられます。価格の透明化が進んだ今こそ、デリバリーをもっと賢く・日常的に楽しむチャンスです。


【サービス別・こんな人におすすめ】

こんな人におすすめサービス理由
1都3県在住・LINEやPayPayをよく使う出前館「お店価格で出前館」対応店舗数6,000以上・サービス料なし・LYPプレミアムとの相乗効果大
とにかく今すぐトータルコストを下げたい・バーガーキング等が好きロケットナウ「お店と同価格」送料・サービス料がゼロ、バッジ対象店では完全店頭価格。初回クーポンも充実
両サービスを使い分けてフル活用したい両サービスをインストール・バッジ確認習慣エリアと好みの店舗によって最適サービスが変わるため、比較しながら利用

本記事の情報は2026年2月24日時点のものです。各サービスの対象エリア・店舗数・料金体系は随時変更されます。最新情報は各サービスの公式サイト・アプリにてご確認ください。

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