フードデリバリーとテイクアウト、どっちが安い?実際に比較してみた


フードデリバリーは店頭価格より20〜60%高いが、初回クーポンやサブスク活用で大幅に節約できる。2025年3月の出前館料金改定、Uber Oneの特典強化など、各サービスが競争を激化させており、賢い使い分けが重要になっている。本レポートでは4大デリバリーサービスの手数料体系、具体的な価格差、お得な利用法を徹底比較する。


4大サービスの手数料体系を完全解説

Uber Eats:変動価格制で近距離なら安い

Uber Eatsは「ダイナミックプライシング」を採用し、配達料が50円〜550円の範囲で変動する。近距離(徒歩10分圏内)なら50〜100円だが、雨天やピーク時(11:30〜13:00、18:00〜20:00)は高騰する。サービス料は商品代金の10〜14%(上限450円)で、700〜780円未満の注文には少額注文手数料150円が発生する。

手数料項目金額・条件
配達料50〜550円(距離・混雑で変動)
サービス料商品代金の10〜14%(上限450円)
少額注文手数料700〜780円未満で150円

Uber One(月額498円、年額3,998円)に加入すると、1,200円以上の注文で配達料無料、サービス料最大30%オフになる。学生プランは月額349円で提供中。2025年の新規向けクーポンは「affjpeats1225」で2,000円OFF(1,000円×2回)が利用可能。

出前館:サービス料なしが最大の強み

出前館の特徴はサービス料が一切かからない点。2025年3月に変動価格制を導入し、配達料は0〜500円程度(多くの注文で310円以下)となった。注文金額が高いほど配達料が安くなる傾向がある。2025年3月には少額注文手数料(800円未満で330円)も廃止された。

手数料項目金額・条件
配達料0〜500円(変動制・高額注文で安く)
サービス料なし
少額注文手数料廃止(2025年3月〜)
現金決済手数料110円

独自サブスク「出前館パス」は存在せず、LINEヤフーのLYPプレミアム(月額508円)経由で特典を提供。2025年12月時点では1,200円以上で送料半額+対象店舗で300円割引クーポン×6枚が付与される。ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは無料で利用可能。

Woltとmenu:それぞれ異なる強みを持つ

Woltは配達料が距離固定制(1km以下50円、1km増すごとに+100円、4km以上で350〜450円)で、天候や混雑による変動がない点が特徴。サービス料は商品代金の10〜12%(上限300〜360円)Wolt+(月額498円)で1,090円以上の注文が配達料無料になる。新規向けクーポン「WAFI40」で4,000円OFF(1,000円×4回)を獲得できる。

menuは基本的にサービス料なし(高級店「至高の銘店」のみ10%)。配達料は300〜600円とやや高めだが、Pontaパス(月額548円)加入で全配達料無料+10%ポイント還元となる。auユーザー以外も加入可能で、毎週火曜日にローソン700円クーポン×2枚も付与される。

サービス配達料サービス料サブスク月額展開エリア
Uber Eats50〜550円10〜14%498円47都道府県
出前館0〜500円なしLYP 508円47都道府県
Wolt50〜450円10〜12%498円24都道府県
menu300〜600円基本なし548円〜33都道府県

店頭価格とデリバリー価格の具体的な差額

マクドナルドは店頭より32%高い

デリバリー価格は店頭価格を大きく上回る。マクドナルドの場合、ビッグマックセットは店頭750円に対しデリバリー990円(+32%)。ハンバーガー単品は170円→240円(+41%)と、低価格商品ほど割増率が高くなる傾向がある。

商品(マクドナルド)店頭価格デリバリー価格割増率
ビッグマックセット750円990円+32%
ビッグマック単品500円650円+30%
ハンバーガー単品170円240円+41%

牛丼チェーンは40〜60%の大幅割増

低価格帯の牛丼チェーンはさらに割増率が高い。吉野家の牛丼並は店頭498円に対し、デリバリーでは570〜750円(+40〜50%)になる。松屋やすき家も同様に30〜40%の上乗せがある。

この価格差の理由は、デリバリープラットフォームが店舗から**売上の12〜35%**を手数料として徴収するため。店舗側はこの手数料を商品価格に転嫁せざるを得ない。

実際の注文例:ビッグマックセットの総コスト比較

店頭で750円のビッグマックセットを各方法で注文した場合の総支払額を比較する。

注文方法商品価格配送料サービス料等合計
店頭購入750円750円
マックデリバリー990円300円1,290円
Uber Eats(近距離)990円100円99円約1,200円
出前館990円380円約1,370円

店頭と比較すると、デリバリーは**+450〜620円(60〜80%増)**となる。ただし、Uber Oneなどのサブスクを使えば配達料が無料になり、差額を圧縮できる。


地域差とサービスエリアの実態

都市部と地方では利用環境が大きく異なる。Uber Eatsと出前館は47都道府県をカバーし最も広域だが、Woltは24都道府県menuは33都道府県に限定される。Woltは北海道や東北の地方中核都市に強く、menuは2022年に47都道府県から縮小した経緯がある。

配達料の地域差については、Woltが最も明確で、東京では4km以上でも350円だが、札幌や沖縄などでは450円となる。Uber Eatsは配達員の需給バランスで変動するため、郊外では高くなりやすく、マッチングにも時間がかかる。

地方での実用性を考えると、チェーン店が多く郊外にも強い出前館、または地方中核都市に積極展開中のWoltが選択肢となる。


デリバリーとテイクアウトの賢い使い分け

距離と状況で最適解が変わる

店舗までの距離おすすめ理由
500m以内テイクアウト配送料の節約、最も新鮮な状態で受け取り
500m〜1.5kmテイクアウト+事前注文待ち時間ゼロで効率的
1.5km〜3km状況次第天候・体調・時間帯で判断
3km以上デリバリー移動時間がかかりすぎる

デリバリーが有利な場面:雨天・猛暑・厳冬時、深夜(22時以降)、体調不良時、在宅ワーク中。テイクアウトが有利な場面:晴天時、ピークタイム(デリバリーは40〜60分待ちになる)、平日のアイドルタイム(14:00〜17:00)。

お得に利用する5つのテクニック

①初回クーポンをフル活用:menu最大6,800円、Wolt最大7,500円、Uber Eats最大4,000円など、4サービス合計で2万円以上の初回特典がある。順番に使い切るのが賢い。

②サブスク加入の損益分岐点:Uber One(月498円)は月2〜3回以上の利用で元が取れる。Pontaパス(月548円)はmenuの配達料無料+10%還元に加え、ローソンクーポン(週1,400円分)もあり最もお得。

③まとめ注文でコスト削減:出前館は1,500円以上で送料無料の店が多い。家族やオフィスでまとめ注文すると1人あたりコストが大幅に下がる。

④ピークタイムを避ける:ランチ(11:30〜14:00)とディナー(18:00〜21:00)は配達時間が長くなり、Uber Eatsはピーク料金も発生。10:30や17:00の予約注文が効果的。

⑤複数サービスの使い分け:少額一人注文→Uber Eats(最低注文金額なし)、家族注文→出前館(サービス料なし)、高級店→Wolt(審査済み店舗)と使い分ける。


2024〜2025年の注目キャンペーン

Uber Eats:ケンタッキー限定で最大6,000円OFF(コード「KFC8956」、2026年1月15日まで)、PayPay決済でUber One月額50%還元(2025年3月31日まで)。

出前館:「ウルトラ半額祭」が2月・5月・8月・11月頃に不定期開催。LYPプレミアム会員は送料半額+300円割引クーポン×6枚。auかんたん決済で20%Pontaポイント還元実施中。

Wolt:新規14日間配達料無料(常時)、ケンタッキー限定7,500円OFF(コード使用、2025年12月31日まで)。

menu:初回6,800円OFF(1,200円×1+700円×8回、2026年3月31日まで)、Pontaパス会員は毎週火曜ローソン700円クーポン×2枚。


結論:状況に応じた使い分けが最も賢い

デリバリーは便利だが、店頭価格の1.5〜2倍のコストがかかることを認識すべき。一方で、初回クーポン総額2万円以上、サブスクによる配達料無料化など、賢く使えば大幅に節約できる。

最終的な推奨:近距離(1km以内)はテイクアウト一択、1〜3kmは天候と時間帯で判断、3km以上はデリバリー。頻繁に使うならPontaパス(menu)かUber Oneに加入し、初回クーポンは4サービスすべて使い切る。サービス料がかからない出前館は、家族など高額注文時に最もコスパが良い。

「両方使い」で状況に応じて最適なサービスを選ぶことが、時間とお金を節約する最善の戦略である。

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