外食だけじゃない！「日常デリバリー」が広がる

「デリバリー」と聞くと、ピザや寿司などの外食メニューを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし2025年現在、デリバリーの概念は大きく変わりつつあります。コンビニエンスストアやスーパーマーケットが続々とデリバリーサービスに参入し、「日常の買い物」をスマホ一つで完結できる時代が到来しています。

特にコロナ禍以降、非接触での買い物ニーズが高まったことで、各社のサービスが急速に進化。単なる「外出が面倒なときの代替手段」から、「忙しい現代人の新しい買い物スタイル」へと位置づけが変化しています。共働き世帯の増加、高齢化社会の進展、そしてタイムパフォーマンスを重視するライフスタイルの浸透により、コンビニ・スーパーのデリバリー市場は今後も拡大が見込まれています。

本記事では、フードデリバリーユーザーの皆さまに向けて、日常使いできるコンビニ・スーパーのデリバリーサービスを徹底比較。「セブンミール」「ローソン（デリバリーアプリ連携）」「イオンネットスーパー」の主要3社について、対応エリア、商品ラインナップ、配送料などを詳しく解説していきます。

主要3社比較：セブンミール／ローソン（デリバリーアプリ連携）／イオンネットスーパー

まずは各サービスの概要を見ていきましょう。それぞれに特徴があり、ライフスタイルや利用シーンに応じて使い分けることで、より便利な「日常デリバリー」生活を実現できます。

■ セブンミール

セブン-イレブンが展開する自社デリバリーサービスです。最寄りのセブン-イレブン店舗から、店員さんが直接商品を届けてくれる仕組みが特徴。店舗受取にも対応しており、柔軟な受取方法を選べます。

• 日替わり弁当やミールキットなど、セブンミール限定商品が充実
• 栄養バランスに配慮したメニューが豊富で、健康志向の方にも最適
• 店舗と同じ価格で購入可能、nanacoポイントも貯まる
• 最短翌日配達で、計画的な食事管理に便利

https://www.7meal.jp

■ ローソン（デリバリーアプリ連携）

ローソンは2019年より外部デリバリープラットフォームとの連携を開始。Uber Eats、Wolt、menuなど複数のアプリを通じて、約3,000品目の商品を最短15〜30分で届けてもらえます。2024年には在庫自動連携システムを導入し、「注文したのに届かない」という欠品問題を大幅に改善しました。

• 即時配達に対応、「今すぐ欲しい」ニーズに最適
• 47都道府県で6,000店舗以上が対応、全国展開が進む
• からあげクンなどホットスナックも配達可能
• 一部店舗ではOTC医薬品（市販薬）も取り扱い

■ イオンネットスーパー

イオングループが展開するネットスーパーサービスで、生鮮食品から日用品まで3万点以上の商品を取り扱っています。最寄りのイオン店舗から配達されるため、店頭と同様の品質・価格で購入できるのが魅力です。

• 北海道を除く46都府県で展開、業界最大級の配達エリア
• 生鮮食品・日用品・医薬品まで幅広い品揃え
• 当日15時までの注文で当日配送に対応
• 不在時の「置き楽サービス」や店舗受取にも対応

https://shop.aeon.com/netsuper

対応エリア・商品ラインナップ・配送料比較

3社のサービス内容を一覧表で比較してみましょう。

項目	セブンミール	ローソン	イオンネットスーパー
対応エリア	全国（沖縄除く）	47都道府県	46都府県（北海道除く）
配送料	220円（3,000円以上で無料）	150円〜500円程度（アプリにより異なる）	165円〜550円（エリアにより異なる）
最低注文金額	1,000円（税抜）	なし〜700円程度	700円（税込）
取扱商品数	店舗商品＋限定商品	約3,000品目	約3万点以上
配達スピード	翌日〜（昼便・夕便）	最短15〜30分	最短当日3時間
ポイント制度	nanacoポイント	各アプリのポイント	WAON POINT

セブンミールは計画的な食事管理に、ローソンは即時ニーズに、イオンネットスーパーはまとめ買いに、それぞれ適しています。用途に応じて使い分けることで、効率的な買い物が実現できるでしょう。

どんなシーンで便利？活用事例を紹介

コンビニ・スーパーのデリバリーサービスは、さまざまな生活シーンで活躍します。具体的な活用例を見ていきましょう。

▼ 高齢者の買い物サポートに

足腰に不安のある高齢者にとって、重い買い物袋を持って歩く必要がなくなるのは大きなメリットです。特にイオンネットスーパーは生鮮食品から日用品まで揃うため、週に一度のまとめ買いに最適。セブンミールの日替わり弁当は、栄養バランスが考慮されているため、一人暮らしの高齢者の食事サポートとしても人気です。離れて暮らすご家族が代わりに注文・決済し、実家に届けてもらうといった使い方も可能です。

▼ 共働き世帯の時短に

仕事と家事の両立に追われる共働き世帯にとって、買い物時間の短縮は貴重です。イオンネットスーパーなら、通勤電車の中でスマホから注文し、仕事終わりに自宅で受け取ることができます。セブンミールのミールキットを使えば、献立を考える手間も省け、調理時間も大幅に短縮。週末のまとめ買いと平日のちょい足し買いを組み合わせることで、買い物ストレスから解放されます。

▼ 夜間・緊急時の強い味方

体調を崩して外出できないとき、急な来客があったとき、夜遅くに食材が足りないことに気づいたとき——そんな「今すぐ」のニーズに応えるのがローソンのデリバリーです。Uber EatsやWoltを通じて注文すれば、最短15分〜30分程度で届きます。24時間営業の店舗も多く、深夜の注文にも対応。スポーツドリンクや市販薬、日用品も届けてもらえるため、いざというときの頼れる存在です。

▼ 子育て世帯の負担軽減に

小さな子どもを連れての買い物は想像以上に大変です。ベビーカーを押しながらの買い物、子どもがぐずって途中で帰ることになった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ネットスーパーを活用すれば、子どもが昼寝している間にゆっくり商品を選び、都合の良い時間に受け取れます。おむつやベビーフードなど、重くてかさばる商品も玄関まで届けてもらえるのは大きな助けになります。

まとめ：食事も日用品もワンタップで届く時代へ

コンビニ・スーパーのデリバリーサービスは、もはや特別なものではなく、日常生活に溶け込むインフラになりつつあります。各社のサービスには以下のような特徴があります。

• セブンミール：計画的な食事管理、栄養バランス重視の方に。限定商品も魅力
• ローソン：「今すぐ」のニーズに対応。即時配達とホットスナックが強み
• イオンネットスーパー：まとめ買い派に最適。生鮮食品から日用品まで幅広い品揃え

2025年現在、デリバリーサービスの選択肢はますます広がっています。「外食デリバリーは使っているけど、コンビニやスーパーは使ったことがない」という方は、ぜひ一度試してみてください。忙しい毎日の中で、買い物という「小さなストレス」を解消してくれる心強いパートナーになるはずです。

まずは各サービスの公式サイトやアプリで、お住まいのエリアが配達対象かどうかを確認してみましょう。多くのサービスで初回利用者向けのクーポンやキャンペーンが用意されているので、お得に試すチャンスです。食事も日用品もワンタップで届く——そんな便利な暮らしを、今日から始めてみませんか？

※本記事の情報は2025年12月時点のものです。サービス内容・対応エリア・料金は変更される可能性があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。