初心者でもわかる!タイのフードデリバリー徹底ガイド。日本のサービスとの違いも交えて解説
タイ旅行や生活で便利なサービスの一つがフードデリバリー。
特にこの数年で、スマートフォンを使ったデリバリーアプリが一気に普及し、日常生活の一部となっています。
筆者はタイに18年間住んでいた経験があり、実際にフードデリバリーのアプリであるGrabFood、foodpandaとLINEMANを日常的に利用してきました。
この記事では、タイのフードデリバリーサービスの特徴や人気アプリ、メリットとデメリット、さらに初心者でも安心して利用できるポイントを徹底解説します!
目次
タイのフードデリバリーとは
出典:https://www.brandbuffet.in.th/2022/06/kresearch-food-delivery-half-of-2022/
日本と違いどれだけ普及されているのか。タイのフードデリバリーの市場をみてみましょう。
サービスの概要と普及背景
タイでは、外食文化が非常に盛んで、屋台やレストランが街のあちこちにあります。
タイのアパートはキッチンがない部屋がほとんどです。それだけ皆が外食に頼っています。
そのような背景の中、忙しい日常やパンデミックの影響もあり、スマホを使ったフードデリバリーサービスの需要が急増しました。
タイのフードデリバリー市場は、2020年から2022年にかけて46.4%の成長を記録。
これはリモートワークや政府の補助政策(例: Khon La Khruengスキーム)によるものです。
市場価値は2022年には約79億バーツ(約316億円)に達しています。
特にコロナ禍でリモートワークも一般的になり、このハイブリッド勤務の普及と都市部のライフスタイル変化が市場成長を後押ししています。
出典:https://www.nationthailand.com/blogs/in-focus/40009766
フードデリバリーアプリを使えば、自宅やオフィスでタイ料理から洋食、さらにはデザートまで幅広い料理を簡単に注文可能!
配達料が安く、クーポンやプロモーションも豊富で、多くのタイ人が気軽に利用しています。
日本とタイのデリバリーサービスの違い
日本とタイのフードデリバリーサービスには、いくつかの違いがあります。
- 価格: タイのデリバリー料金は比較的安価。日本では配達手数料が高い場合が多いですが、
タイでは20バーツ(約80円)程度で済むことが一般的です。
さらによく配達料無料キャンペーンをしているので、実質配達料は0で済むことが多いです。 - 配達範囲: 日本は都市部での配達範囲が限定的ですが、タイでは地方都市でも利用可能なサービスが多いです。
- 配達スピード: タイのデリバリーはスピードが特徴的です。バイクを利用した効率的な配送が一般的で、交通渋滞が激しい都市部でも平均30分以内で配達されることが多いです。これに対し、日本では徒歩や自転車を使うサービスも多く、時間がかかる場合があります。
- 支払い方法: タイではキャッシュレス決済が一般的です。アプリ内でクレジットカードを登録し、カード決済が簡単にできます。
- 引き渡し方法: コロナ禍の影響で基本は置き配になります。引き渡し場所を指定しておくとそこに料理が置かれます。(キャッシュレス決済のみの対応)
人気のフードデリバリーアプリ
出典:https://www.amarintv.com/spotlight/business-marketing/66277
タイでの人気のフードアプリは何でしょうか。
GrabFood(グラブフード)
GrabFoodは東南アジアで広く展開するGrabが提供するフードデリバリーサービスです。特にバンコクなどの都市部で高い人気を誇ります。このアプリの特徴は、わかりやすく使いやすく、多言語対応が進んでいることです。
さらに、Grab Rewardsというポイントシステムにより、頻繁に利用するほどお得になる仕組みが整っています。
特徴: 豊富なレストランの選択肢と便利な配達員のGPS追跡機能。
foodpanda(フードパンダ)
ピンク色のパンダが特徴のfoodpanda。プロモーションが非常に豊富で、配送料が格安です。
また、特定のレストランと提携して独自メニューを提供することもあります。
バンコクではローカルチェーン店から高級レストランまで幅広く対応しており、外国人にも使いやすいと評判です。
特徴: 地域限定のレストランやローカルな店舗も豊富。オリジナルメニューも。
カスタマーサービスの迅速さが評価されています。
LINE MAN(ラインマン)
LINE MANはタイ独自のフードデリバリーアプリで、LINEアカウントを使用して利用できます。
逆にLINEアカウントがないと利用できません。
また、LINEユーザー同士で割引コードを共有できるため、特に若い世代に人気があります。
- 特徴: タイ人ユーザーに人気のサービスで、ローカル屋台からも注文可能。
地域密着型のサービスで、地元の味を手軽に楽しめると好評です。数多くの屋台が登録されています。基本タイ語のみなので外国人には難しいかも。
アプリ比較一覧
アプリ | 特徴 | 配達料 | 利用可能エリア |
GrabFood | レストラン数が最多 | 安い~中程度 | 全国 |
foodpanda | 地域限定店舗が多い | 安い~中程度 | 全国 |
LINE MAN | 屋台などの地元感がある店舗が多い | 中程度~やや高め | 主に都市部 |
タイのフードデリバリーを利用するメリットとデメリット
メリット:安くて速いサービス、食品以外も注文可能!
- 配達料金がとにかく安い。
- 高頻度でプロモーションがあり、コスパ抜群。
- 注文から配達までが速い。都市部では30分以内が一般的。
- 食品以外に日用品も注文可能。ご飯と一緒に注文するユーザーが多い。
デメリット:遅延や注文ミスのリスク
- 渋滞や悪天候での配達遅延が起こりやすい。
- 注文ミスや配達ミスがまれに発生。
- 注文が集中する時間帯は遅延が発生しやすく、勝手にキャンセルされる。
トラブルへの対処法
- 配達状況はアプリ内でリアルタイムに確認可能。
- 問題が発生した場合、カスタマーサポートに即座に連絡。
- 注文前に詳細をしっかり確認し、備考欄を活用することが重要。
- 受け取り時に商品が間違っていないか、しっかり確認する。
実際の利用体験談と口コミ
Grab推しのユーザーの声
GrabFoodはタイ国内で非常に人気のあるフードデリバリーサービスで、多くのユーザーがその便利さを高く評価しています。以下のような特徴が挙げられます。
- 配達のスピードが速い
GrabFoodは特に都市部での配達スピードが高く評価されています。
「忙しい昼休みでも注文からわずか20分でランチが届きました」という口コミが多く見られます。
渋滞が激しいバンコクでも、バイク便の配達員が効率よく運んでくれるため、利用者にとって時間の節約になります。
私もよく使っていましたが、他のアプリに比べて配達員が多いように見受けられます。注文するとすぐに配達員の確保ができたと連絡があります。 - アプリの使いやすさ
アプリがわかりやすく使いやすい点も、人気の理由です。
検索機能が充実しており、近隣のレストランやレビューが一目で分かるようになっています。また、多言語対応が進んでおり、英語だけでなく日本語にも対応している部分があるため、旅行者でも使えます。 - Grab Rewardsのポイント制度
Grab Rewardsは、アプリ内での注文ごとにポイントが付与される仕組みで、これを利用して次回の注文で割引を受けることができます。
「ポイントが貯まりやすく、お得感がある」といった口コミが多く寄せられています。
実際、私もポイントをためて割引クーポンをもらっていました。
Foodpanda推しのユーザーの声
Foodpandaは、プロモーションの豊富さが魅力の一つで、学生や予算を気にする利用者から支持を受けています。
同じお店でもFoodpandaの方が安いという事がよくありました。
以下は、実際の口コミから見える特徴です。
- プロモーションの多さ
Foodpandaは新規ユーザー向けの割引や、特定のレストランでの限定セールなどのプロモーションが頻繁に行われています。
「初回注文が50%オフになり、非常にお得でした」という声がよく聞かれます。
また特定のレストランと契約しており、Foodpandaオリジナルメニューがあります。そのため、私はまずFoddpandaで確認してから、他のアプリよりお得に購入できるかみていました。 - 地方都市でも使える
Foodpandaはタイ全土でサービスを展開しており、チェンマイやプーケットといった地方都市でも利用できます。
「地元の屋台料理を自宅で楽しめるので、観光中に重宝しました」という意見があります。 - 多彩なレストラン選択
高級レストランからストリートフードまで幅広い選択肢があり、「その日の気分で好きな料理を選べる」という口コミも多数です。
LINE MAN推しのユーザーの声
LINEMANは、特にタイ人の間で利用されているローカルサービスです。
LINEアプリと連携しており、独自の魅力を持っています。
基本タイ語なのでタイ語が読めない外国人には利用が難しいです。
私は屋台のご飯が食べたいときによく利用していました。
LINEでリアルタイムに連絡が入るので、他のアプリよりも安心感はあり、配達員とはマメに連絡が取れました。
- LINEアプリとの連携
「LINEアカウントで簡単にログインでき、連絡先をすぐにシェアできるのが便利」という声があります。LINEユーザーであれば、アプリに慣れるまでの手間が少ないのがメリットです。 - 屋台の登録数が圧倒的
他のアプリに比べて、屋台の登録数が圧倒的です。
有名な屋台のお店の料理を気軽に注文できます。
- コストパフォーマンスが良い
LINEMANは割引クーポンのシェアが容易で、特に若い世代が活用しています。
「友達とクーポンを共有して、安く利用できるのが魅力的」という声が多く見られます。
注意すべき点とリスク
タイでのフードデリバリーの注意すべき点は何でしょうか。
ここで確認し、トラブルを未然に防ぎましょう。
配送時間の目安と対策
都市部では15分~30分が目安。混雑時は1時間もかかることがあります。
渋滞が多いエリア、ランチやディナータイム、悪天候の時は余裕を持って注文を。
支払い方法の安全性
現金払いとキャッシュレス決済が選べます。
アプリ内決済はセキュリティが強化されており安心です。
配達員の質のばらつき
配達員は基本副業です。
そのため、配達態度が悪い人や料理を平然とぐちゃぐちゃで持ってくる人もいます。
その場合はカスターサポートに連絡しましょう。
適切な注文とリクエストの管理
アレルギーや特定のリクエストは必ず備考欄に記入しましょう。
日本ほどアレルギー対応はしていないので、その点は注意してください。
配達員へのチップ文化もあり、アプリから簡単にチップをあげることもできます。
まとめ
タイのフードデリバリーは、初心者でも簡単に使える便利なサービスです。
日本よりも配送料が安く、配達も早いので、タイでは日常の一つになっています。
私がタイにいる時は、ほぼ毎日使っていました。
朝ご飯から夜食まで対応してくれるので重宝します。
ぜひこの記事を参考に、フードデリバリーでタイのグルメを楽しんでください!